美味しいコーヒーの淹れ方

職場で、もしくは家でコーヒーを淹れる機会があったら、
ぜひ試してほしいことがあります。

美味しいコーヒーを淹れるための、たった一つのポイント、
それが「蒸らし」です。

スポンサーリンク


ペーパードリップでもネルドリップでも手順は同じなので、
簡単にコーヒーの淹れ方を見ていきましょう。

温める

まずはデキャンタとカップを温めます。
そして次にフィルターをお湯で濡らして温めます。

これらは、コーヒーが冷たいものに触れて温度を下げないための工夫です。

挽いた豆をフィルターに入れる

次に、挽いた豆をフィルターに入れます。

ペーパードリップのときは少し細かめに豆を挽きます。
ネルドリップのときは少し粗目に豆を挽きます。

ネルドリップの方がフィルター内にお湯がとどまる時間が若干長いので、
多少粗目に挽いておいてもしっかりと成分を抽出できるからです。

フィルターに入れた豆は、手など縁をたたいて、
表面が水平になるように整えます。

蒸らす

ここが美味しいコーヒーと普通のコーヒーを分けるたった一つのポイントです。

まず、お湯の量は少量です。
豆全体に行き渡って、ほんの少しだけデキャンタに落ちるくらいの量です。

次に、豆がふわっと膨らみますので、
それを見ながら15秒から20秒ほどそのままにして蒸らします。

コーヒー
写真はネルドリップ

蒸らし時間は湿度や室温によって変わりますが、
コーヒーの香りに気を付けておくと、
ふっと香りが変わる瞬間がありますので、それを感じるまで、
変化が分からなければ、20秒程度蒸らします。

たったこれだけの作業をするかどうかで味が変わりますので、
良かったら蒸らしたものと蒸らさないもので飲み比べてみてくださいね。

スポンサーリンク

お湯を注ぐ

蒸らしが成功したら、お湯を注ぎます。
お湯が細い線で豆の真ん中から「の」の字を書くように丸く動かします。
ゆっくり優雅に動かしましょう。
腕全体でケトルを動かすと、お湯を注ぎやすいです。

注ぐうちに豆が膨らむことがあります。
エアドームといって、使用したコーヒー豆が新鮮な証拠です。
膨らみ過ぎて溢れてしまいそうになったら、お湯を注ぐ手を止めても構いません。
豆が少し沈んだら、またお湯を注ぎ始めます。

イメージとしては、コーヒー豆一粒一粒に平等にお湯が当たるように注ぎます。

コーヒー
泡立ちが細かいほど美味しいコーヒーになります

予定の量の2/3くらいで止める

たとえば三人分ならば、デキャンタの三杯分のメモリまでコーヒーを落としたくなりますが、
その手前、予定の量の2/3程度でコーヒーにお湯を注ぐのはやめます。

まだお湯が落ちきっていないフィルターは外して、
残りのコーヒーがデキャンタに混じらないように気を付けます。

コーヒーのうまみや栄養は、
一杯分であればおよそ100ccですべて出きってしまうと言われます。

そのため予定の量すべてをフィルターから落としてしまうと、
出涸らしとなった分だけ味が落ちてしまうのです。

残るのはコーヒーの雑味や苦味だけなので、
フィルターは早めに切り上げて、最後の出涸らしは捨ててしまいます。

予定の量まではケトルに残ったお湯を注げばOKです。

カップに注ぐ

温めるために入れたお湯を捨てて、カップにコーヒーを注ぎます。

コーヒー
挽きたて淹れたてが飲み頃です。

以上で美味しいコーヒーの出来上がりです。

ペーパーフィルターはそのまま捨てます。

ネルドリップフィルターはしっかりと水ですすいで、
タッパーなどで水に浸して冷蔵庫で保管します。

コーヒー
毎日水を入れ替えます。

ちなみに

コーヒー豆は冷凍保存すると鮮度が保たれて、いつでも煎りたての味が楽しめます。

冷凍なら三ヶ月くらいは持ちますので豆のまま購入して冷凍庫で保管し、
淹れる直前に挽くとワンランク上の美味しさを手軽の味わうことができます。

まとめ

コーヒー好きの人には一口で分かるほど、味に違いの出る淹れ方でした。

個人的にはネルドリップをおすすめします。
深い香りで口当たりが優しくまろやかな味に仕上がり、
濃いコーヒーが苦手な人でもミルクやお砂糖なしで飲めるコーヒーとなります。

機会があれば挑戦してみてくださいね。

トップページに戻る
ビジネスマナートップページに戻る

スポンサーリンク