聞き上手な人とは

人と人とのお付き合いで、聞き上手な人の存在が重宝されることは周知の事実です。
それでは聞き上手な人とは、一体どんな人なのでしょう。

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思わず話がはずんでしまう

  • 最初は当たり障りのない「天気の話題」のような話をしていたのに、
    いつの間には身の上話まで打ち明けていた。
  • 駅ですれ違ったから一言二言世間話でもと話し始めたのに、
    いつの間にか電車を三本見送っていた。
  • 軽く一杯飲みませんかと誘ったら、いつの間にか人生相談していた。
  • そんな経験、ありませんか。
    もしあるのなら、そのときの話し相手は聞き上手な人だったのですね。

    聞き上手な人というのは、思わず話がはずんでしまう相手のことです。

    根掘り葉掘り聞き出されたわけでもないのに自分からプライベートな話までしてしまい、
    話し終わったあとには、この人と話せてよかったとさえ思わせる、
    聞き上手な人はそんな恐ろしい特技を持っています。

    だって、この人と話せてよかったと思えるということは、
    また会って話したいなと思えるということです。
    つまり、あなたは、その人のことを好きになってしまったのです。

    ただ黙って頷くだけではない

    話していて気持ちがいい人は、けれどただ黙って頷くだけの人ではありません。

    ただうんうんと頷く人との会話は、そこまで盛り上がりませんね。
    聞いてほしいことを一通り話してしまうと沈黙が訪れる、なんてことも。
    それでは聞き上手な人とは言えません。

    本当の聞き上手な人とは、
    絶妙な相槌と、絶妙な質問、そして絶妙なリアクションを兼ね備えた人です。

     

    聞き上手の聞く技術

    それでは本物の聞き上手の、聞く技術についてみてみましょう。

    絶妙な相槌

    まずは「絶妙な相槌」です。

    話の隙間を埋めるように繰り出される相槌は、リズムを作り話を弾ませます。
    話の隙間を埋めるには、話を十分理解しなければいけません。
    よって絶妙な相槌をうつということは、話をよく聞いているということです。

    何も一言一言に相槌を打つ必要はないのです。
    静かに頷きながら、話の一区切りで相槌を声に出してみましょう。

    相槌の例
    ・うん(ええ、はい)
    ・そうなんですね
    ・そうですね
    ・本当ですか
    ・なるほど など。

    絶妙な質問

    絶妙な質問とは、どんな質問でしょうか。
    こちらもまた、話をよく聞いていないとできないことです。
    そしてこの場合の質問には、二つの種類があるのです。

    話の先を促す質問

    ・それからどうなったんですか?
    ・どうしてそうなったんですか?

    上記のような話を先へと促す質問が、まず一つ目です。
    この質問からは「あなたの話が興味深い」という意味が読み取れます。
    興味を持って話を聞いてくれるなら、話し甲斐もあるというものです。

    話の内容を確認する質問

    ・つまり~~ということですか?
    ・では~~~だったんですか?

    二つ目は、上記のように相手の話を違う言葉で表現し、確認する質問です。
    この質問からは「あなたの話を理解しています」という意味が読み取れます。
    伝えたいことが相手に伝わっているということは、話し手にとって喜びですね。

    絶妙なリアクション

    これが最も効果的な技術です。
    絶妙なリアクションとは、一体どんなものでしょう。

    よく、聞き上手は褒め上手という言葉を聞きます。
    子どもや部下の話を聞き褒めるべきところで褒める、という技術は、
    確かに有効で、なおかつ話し手を喜ばせることができます。

    ただし、この言葉はある特定の場面においては正しくありません。
    それが「目上の人と話をするとき」です。

    少し想像してみてください。

    あなたはあるとき、あなたより10歳年下の部下と飲みに行く機会がありました。
    彼はあなたの話を熱心に聞いてくれます。

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    「なるほど!」「そうなんですね!」「それからどうなったんですか?」
    部下の彼はそれは上手な相槌であなたの話を盛り上げてくれます。

    そして話の最後に、あなたは促されるまま自慢話を添えました。
    すると彼はこう言ったのです。

    「○○さん、頑張ったんですね!」
    「さすが、たいしたもんですね!」
    「○○さんってすごいんですね!」


    ――……どうでしょうか。

    十も年下の部下に「頑張ったね」と褒められて
    いい気がする人は、あんまりいないのではないでしょうか。

    褒めているのになぜ? と思うでしょうか。

    褒めるという行為は、そもそも相手を評価するということです。
    そして評価とは、一般的に上の立場の人が下の人の価値を見定めるという行為です。

    つまり、目上の方を褒めるという行為自体が失礼なことなのです。

    人から評価されることを表だって嫌がる人はいませんが、
    必ずしも嬉しいと感じるわけではないことは想像できたでしょうか。

    目上の方との話での最上のリアクションとは

    それでは、どういったリアクションが、
    目上の方に対する最上のリアクションなのでしょうか。

    それは、「ただただ驚く」です。

    目上の相手の功績を称えるたった一つの方法が、驚くことです。
    それも驚きすぎて、言葉が出ないというリアクションです。
    感嘆のため息を漏らす、という言葉がありますが、まさにそれです。

    感嘆は「へえ」でも「はあ」でも「すごい…」でも構いませんが、
    目を輝かせて、口を半開きにして、こらえきれない感動のため息と口にしましょう。

    +1ポイント

    相手を否定しないことが、聞き上手に続く道

    まず前提として、相手を否定するあなたの意見は求められていません。

    いろんな話を聞いていると、
    ときおり「わたしならこう考える」という話題が出てくることもあります。

    それが相手の主張と同じなら、
    あなたの意見は「そうだよね」という相槌に変えます。

    もし相手の主張とあなたの意見が違うなら、
    そこは「そうなんだ」や「なるほど」という相槌で終わらせます。

    話したい人は、ほとんどの場合で反対意見を求めていません。
    特に目上の人に「あなたはどう思う?」と聞かれたときは要注意です。
    そういうときほど、あなたは絶妙な相槌とリアクションを繰り出すべきなのです。

    そしてあなたとは異なる考え方だとしても、
    ひとまずはそれを認めて飲み込みましょう。

    目上の方は、あなたよりも長く生きている分経験も豊富であることがほとんどです。
    そんな相手の考え方を咀嚼できてこそ、聞き上手となることができるのです。

     

    聞き上手になると、世界が変わる

    聞き上手な人がどういう人か、イメージできたでしょうか。

    聞き上手になると、世界が変わります。

    聞き上手なあなたとは、話したいという人がたくさん出てきます。
    もしかしたら、その中に大きなビジネスチャンスがあるかもしれません。
    運命の出会いだって、あるかもしれないのです。

    聞き上手なあなたは、たくさんの人から愛されます。
    自分を楽しい気持ちにしてくれる人には、誰だって良くしたくなるものです。

    どうかあなたも聞き上手を目指してくださいね。
    そのときに、この記事が参考になると幸いです。

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